IMPRESSION

楽天グループ株式会社 上級執行役員
木村 美樹 様

これまでの取り組み
弊社と横須賀市との連携は、2018年の猿島でのドローン配送実証に始まります。その後、自動配送ロボットの実証にも取り組み、全国初となるスーパーから住宅地まで公道を走行しての配送サービスを実現できました。こうした新たなチャレンジには、法規制や関係各機関との調整など、クリアすべき課題が多く、市役所の主体的なサポートは、事業の成功に不可欠なものであったと感じています。
これらの取り組みをきっかけに、2020年には「包括連携協定」を締結させていただき、それまでの取り組みに加えて、観光、ふるさと納税、Eコマース(電子商取引)や教育など、広範で強力な連携体制を実現できたことは非常に大きな成果です。
今後の展望
連携協定で何ができるかは、市民にとっては非常に分かりにくいものです。地元の皆様にもしっかりとメリットを感じていただける取り組みを進めたいと考えています。
その1つ目が、事業者の皆様に「インターネットの可能性」をお伝えすること。市内の楽天出店事業者が、Eコマース未経験の事業者に教えたり、気軽に相談できたりといった環境づくりを進めたいと考えています。
次に、ふるさと納税の更なる推進です。横須賀市の全体のふるさと納税額のうち楽天サイトによる納税が50%を超えました。ふるさと納税は、Eコマースでいうと入門編にあたると思います。新たにEコマースに参入する方々のサポートを行政と連携して進めることは、産業育成の観点からも良いと思います。
そして中でも注力したいのが次世代の育成です。弊社では、地元事業者様の協力を得て、高校生などにEコマースを活用した商品ページや観光プランづくりを体感してもらう取り組みをしていますが、事業者の生の声を聞き、様々な仕事の内容、考え方に触れることで、今後の人生の選択肢が広がると考えています。そして、横須賀でしか学べないことを学ぶことで、横須賀に愛着がわき、一度市外へ出たとしても、いつか家族をつくって戻ってくる、そのような流れを生み出せたら嬉しいです。
最後に
上地市長からは、「この連携で様々な事業をかたちにし、社会課題を解決していければ非常にありがたい。そして、新たなビジネスモデルが横須賀で誕生することを期待しています」と、力強いコメントをいただきました。
これまでの様々な取り組みを通じて、民官連携にとても積極的な横須賀市の姿勢を強く実感するとともに、今後も、「オープン・チャレンジ・フレンドリー」を合言葉に掲げる、非常に前向きな「横須賀」と強力に連携していきたい。そして、ぜひ楽天を使い倒すつもりでお付き合いいただきたいと考えています。
お問い合わせはこちらから

ページトップ

Copyright (C) Yokosuka City., japan All Rights Reserved.